47=水平線上の陰謀 ページ8
蘭「えっ!?ほ、ホントだ。」
ツバサ「凄い痛い……」
「相当、強く殴られたんだね。シップ貼るからね。」
左肩にシップを貼った。
『ッ……((ナデナデ』
左肩を撫でていた。
そして、5時。
ウェルカムパーティーが行われた。
小五郎のとんだ推理ショーに、会場は不穏な空気から一転して笑いの渦に巻き込まれていた。
目暮たちが客たちに背を向けてヒソヒソと話し出す。
「警部、みんなが笑って。いるうちに何か手を打たないと。」
目暮警部「しかしなぁ……」
すると、背後から「心配はいらんよ、目暮警部。」と声をかけられた。
驚いて振り返ると……
丸テーブルのそばに立った阿笠博士が目暮たちをまっすぐに見据えていた。
阿笠「真犯人はわかっておるから。」
「ホントですか、阿笠博士!?」
阿笠博士のそばにいた子ども達も「オー!」、「やった!」と目を輝かせる。
光彦「今度は博士の推理ショーですね!」
会場が注目する中、阿笠博士は「皆さん。」と呼びかけた。
阿笠「クルーズのもともとの意味ご存知かな?海賊行為だそうじゃ。獲物を求めて、クロス状にジグザグ航海することからきたらしい。」
泰然とした態度で話す阿笠博士の背後には、丸テーブルに身を潜めながら蝶ネクタイ型変声機を口元に当てているコナンくんの姿があった。
コナンが蝶ネクタイ型変声機で阿笠博士の声を出し、それに合わせて阿笠博士が口を動かしているのだ。
阿笠((コナン))「そして、この船の中にも海賊がいた。他人の財産ではなく、命を奪う殺人者という名の海賊がな。そう……
その海賊とは……」
阿笠博士は後ろで組んでいた右手を勢いよく前に出して指差した。
阿笠((コナン))「シナリオライターの日下ひろなりさん、アンタじゃ!!」
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作者名:AYANE | 作成日時:2023年8月30日 15時