50=水平線上の陰謀 ページ11
ツバサside
悲鳴が飛び交う中、蘭と園子は目暮たちにリモコンを突きつける日下を見つめていた。
ツバサ「『あっ!』」
するとふいに、僕とAの頭の中にマリーナで襲われたときの記憶がよみがえった。
ツバサ「その人です!」
『私とツバサを襲ったの、その人です!!』
私が叫びながら指を差すと、日下はハンッと鼻で笑った。
日下「やっと思い出したのか!」
目暮警部「とにかく落ち着きなさい!」
目暮警察は、両手を上げながら日下に近づいた。
目暮警部「なぜ君はこんなことを……」
日下「親父の復讐さ!」
目暮警部「復讐?」
日下「十五年前、八代商船の事故で死んだ乗組員は、俺の親父だったんだ!」
目暮たちの背後でステージに立っていた海藤が「!?」と日下を見つめる。
コナンは日下のバッグに入っていた写真を思い出した。
メガネをかけた男の子が船長と乗組員と一緒に写っていた写真____。
コナン『そうか……あれが……』
あの乗組員は日下の父親だったんだ……。
日下「二年前、俺は墓参りに来た親父の元同僚から、あの事故についておかしな噂があることを聞いたんだ。」
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作者名:AYANE | 作成日時:2023年8月30日 15時