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38=水平線上の陰謀 ページ39
園子｢まさか、わたしが鬼になるとはねぇ……｣
ツバサ「仕方ないよ。」
リッドデッキで壁にもたれて時間が経つのを待っていた園子姉ちゃんは、「やれやれ」とため息をついた
その前では、灰原が壁の時計をじっと見つめている。
灰原｢５分経ったわ。｣
時計が９時５０分を指し、灰原が階段に向かって歩き出した。
灰原｢５階から上は私が探すから、下は頼むわね。｣
ツバサ「『了解！』」
園子｢あ、はい。｣
灰原の大人びた口調に思わず丁寧に答えてしまった園子姉ちゃんは｢ん？｣と眉を潜めた。
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作者名：AYANE | 作成日時：2023年8月30日 10時
