第51話 ページ9
翌日。
黒河「へぇ〜?あんたが部長のお気に入り?素人に主役なんて勤まるのかしら……?」
美雪「が、頑張ります。」
蔵沢「みっともないマネはやめろ黒河。嫉妬ほど醜いものはないぞ。」
黒河「…………」
蔵沢「七瀬さん、彼女がライバル役やってくれる黒河美穂だ。分からないことがあれば彼女に聞くといい」
部長の宣言したとおり……
今、僕達とミステリー研究部全員は…映研の撮影場所である体育館に潜入している。
『性格きつそ……』
朔太郎「そうだね……」
一「あれが黒河美穂か……」
竜二「確かに美人ではありますね〜。」
一「……E!!」
竜二「先輩!女の子おっ○いで判断するのやめましょうよ!」
『お兄ちゃん〜〜!!』
Aは、一さんの頬っぺたを引っ張る。
一「いひゃい!いひゃい!」
真壁「ちょ、お前ら静かにしろ!」
僕達の存在に気づいた美雪は一瞬笑顔になったけど、すぐに顔をそらした。
たぶん、まだ一さんに怒っているんだろうな。
一「よ、よぉ!」
美雪「何しに来たのよ!!」
真田「おい誰だよ!部外者が勝手に入ってくんな!」
真壁「部外者とは心外だな。ミス研部部長である俺に断りもなく七瀬を勝手にスカウトしたのはどっちだよ!」
『真田先輩、門脇先輩。お久しぶりです。m(__)m』
真田、門脇「お、お久しぶり。」
蔵沢「ま、まあ、いいじゃないか……
見学者ってことで。よし!じゃあ撮影始めるぞ!準備お願い!!」
星野「あ、でも、まだ脚本の泉谷先輩が来てません。」
蔵沢「ああ、アイツは抜きでいいよ。じゃあシーン7、七瀬さんはこっち!」
美雪「はい!」
蔵沢「じゃあまず主役の女子高生マミが舞台女優を夢みて、母校の体育館を見つめるシーン。」
美雪「はいっ!」
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作者名:AYANE | 作成日時:2023年8月29日 9時