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9話 ページ10
2時間後
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙｯ!!!
本日、七度目のホットラインが入った。
白石「はいこちら翔北救命センターの白石です。」
【ドクターヘリ要請です。七夕祭りで山車が横転して民家に直撃。負傷者多数、詳細は不明とのことです。】
白石「わかりました。出動します。」
白石が、電話を切ると同時に僕達姉弟も初療室に入った。
A「またヘリ？」
白石「うん、商店街の七夕祭りで、山車が横転して民家に直撃したって。負傷者多数、詳細は不明。」
A「七夕…祭り……」
待ってそれって。
弟達が、今日行くって言ってたところじゃ！？
白石「A先生、横峯先生、冴島さんを先にヘリで現場に。その後、私と灰谷先生、雪村さんで現場に向かいます。」
A「わかった。」
ボクは、救命セットを手にして、ヘリポートに向かう。
ヘリに乗りいつものように現場に向かう。
ヘリで現場に向かいながら私は祈る。
A「お願い…次郎……。無事でいて……。」
冴島「……Aちゃん……」
横峯「…………」
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作者名：AYANE | 作成日時：2023年7月27日 10時
