【イナギャラ】剣城兄弟と天才女優はプリズムスタァ！ (ページ43)

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41話ページ43

黒岩「勿論…覚えているさ……。」

貴方、京介、優一「！！」

貴方「う、うぅぅ……(泣)」

京介「A……。落ち着け……」

優一「よしよし……」

優一さんになだれ込むように泣く。

鬼道「……Aのお母さんは、君達が最初に見たプリズムショーで、3人が着ていた衣装を作った人だ。」

野咲「ま、もしかして、宝石が着いていた？」

豪炎寺「コクン。我々が地球存亡の危機を知った時、この事実を受け止めチームを率いる人間が必要だった。そこに現われた適任者こそ、蘇った影山零治……
黒岩流星だったんだ。」

神童「……黒岩監督、教えてくださいっ。何故このメンバーだったんですか？地球の未来を背負って戦わなければならないチーム……それが何故このメンバーっ？」

京介「そうですっ！確かにそれぞれが大きな潜在能力を備えていました。しかし、このメンバーよりも適した選手達がいたはずですっ！」

黒岩はしばらくの沈黙の後、ようやく口を開いた。

黒岩「いいだろう……。私は、死に直面したあの日から、それまで見えなかったものが見えるようになった。それは、人の中に合眠る”獣”だ。」

天馬「獣……？」

黒岩「ぼんやりとだが、私にはその人間の中に眠る獣の力が見えるのだ。それこそが、この星が持つ遺伝子。この星に生きる生命だけが持つ力……」

天馬「まさかっ、試合中に好葉に起きたのって……」

試合中に森村が見せた謎の力を皆は思い出していた。

鬼道「古来、それは精霊と呼ばれていたらしい。」