26_学園七不思議殺人事件_ ページ28
美雪「うっ…尾上さんまであんな姿に……(泣)」
貴方「美雪お姉ちゃん……」
ミナト「……紅茶。ブランデーも少し入れました。飲んで、落ち着きましょう……。」
美雪「……ありがとう。ミナトさん。」
一「酷い顔だぜ……。拭けよ。」
美雪「一ちゃん……。えっ…これ、ハンカチ?」
一「幼馴染だろ?鼻水ついてるぐらいでビビるなよ笑」
美雪「鼻!?……うわっ!!!一ちゃん!?」
竜二「先輩……(汗)」
貴方「……はい。……美雪お姉ちゃん。」
美雪「ありがとう。Aちゃん。」
一「問題は尾上さんが殺された場所だ。」
竜二「えっ…印刷室じゃないのか?」
一「尾上さんは多分、別の場所で殺されたはずだ……。致命傷となった頭部からの出血がほとんど残ってなかった。犯人は尾上さんを殺してから印刷室に運び、その後七不思議に見立てたんだ。殺害現場はそう遠くない場所、恐らく旧校舎。」
竜二「旧校舎ですか……。でもそんな遅い時間にここに残ることなんて何があります……。まぁここに来ればワープロぐらいは出来るけど。」
一「ワープロ……。はっ!……おい、見てみろよ。」
お兄ちゃんは、ワープロを開いて見せた。
キーボードには血痕が付着していた。
美雪「それじゃあ!」
一「尾上さんはここで殺されたんだ。まさか!尾上さんは、桜樹先輩がのフロッピーを持っててそれをこのワープロで読んでたんじゃ…」
佐木「桜樹先輩のフロッピーを尾上先輩が?」
一「その時、後ろから犯人に…………。やっぱりフロッピーが抜かれてる。」
美雪「じゃあ、犯人にとって絶対に知られたくない事が書かれていたのね。」
ーバタン!!
タイガ、カケル「!?……誰!!?」
一「美雪はそこにいろ!!A、佐木!美雪とプリズムスタァ達を頼んだ!!」
竜二「分かりました!」
貴方「え…えぇ。」
27_学園七不思議殺人事件_→←25_学園七不思議殺人事件_
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AYANE | 作成日時:2023年6月29日 0時