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35話 ページ6
こうして僕らは、起こした事故の賠償責任を自分たちでなんとか果たし、2週間の特別授業は幕を下ろした。
……だけどそれは、僕らの中間テストの前日だった。
2週間も授業を受けずにテストに望むなんて……
僕らの学校では、裸でバトルするに等しい。
結果は惨敗。
前にも増して猛勉強したA組に蹴散らされ……
E組の大半は、トップ圏内から弾き出された。
渚、杉野、岡島「はぁ……」
【杉野友人 41位→65位】
【岡島大河 50位→76位】
【潮田渚 31位→54位】
帰り道、僕らはあまりの結果にため息を吐く。
順位、かなり下がったなぁ。
荒木「拍子抜けだっなァ！」
渚、杉野、岡島「っ！！」
振り返ると、そこには浅野くん率いる五英傑の人たちがいた。
【浅野学秀 合計点数493点 1位】
浅野くん以外の4人は笑いながら僕らを指差す。
荒木「やっぱり、前回のはマグレだったようだね〜。」
瀬尾「棒倒しで潰すまでもなかったな。」
杉野、岡島「ぐ……」
小山「言葉も出ないねェ。まぁ、当然か。」
榊原「この学校では成績がすべて。下の者は上に対して発言権はないからね。」
赤羽「へーえ。じゃ、あんたらは俺に、何も言えない訳ね。」
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作者名：AYANE | 作成日時：2023年6月9日 22時
