24話-学園七不思議殺人事件- ページ25
頭文字Mと言う奇妙な教師がいたらしい。Mは夜な夜なおかしな儀式をしているという噂が流れ好奇心にかられた生徒が、旧校舎に入ったそうだ。するとそこには…血みどろの教室とあざけ笑うMの姿が…生徒が警察ともう一度その教室へ入るとそこにMの姿は無く変わりに黒板には…〔我ハ永遠ニ此ノ校舎ニ棲ミ着ク〕って……」
剣持警部「それきり、奴は消え伏せたと?」
的場「……コクン。」
美雪「それが、放課後の魔術師の正体……」
尾ノ上「じゃあ…今もこの旧校舎に棲んで……」
剣持警部「ふん……バカバカしい、これはオカルトや迷信じゃない現実の殺人事件なんだ。その魔術師とやらに変装した輩が遺体を運び出したに決まってる。」
尾ノ上「たった数秒間に…ですか!」
剣持警部「むっ…とにかく!問題の時刻旧校舎の何処で何をしていたか1人づつ聞かせてもらおう!」
真壁「つまり、警部さんは、僕達の中に犯人がいるとおっしゃるわけですか。」
マスコミ「おいっ!あれは真壁誠じゃないか!!」
マスコミ「金田一Aもいるぞ!」
真壁「ふっ…捜査のプロともあろう方ならもう少し頭を使っていただきたいものですね」
剣持警部「真壁って…何者だ……」
一「高校生推理作家だよ!ほら賞を取った。」
真壁「昨夜、金田一くんと立花さんと文月学園の生徒さんとAちゃんが死の儀式を目撃したのは9時40分でした。彼の大声で僕、的場先生、七瀬くんが駆けつけ…そして佐木くんが来たのが9時42分。」
剣持「40分だの42分だの、何故そんな細かいことまで?」
真壁「佐木くんのビデオですよ。昨夜の様子は全て記録されていたんです。扉を開け、最後の尾上くんが到着したのが9時45分…つまり!たった5分の間にあの夜旧校舎に居た全員が揃っていたんだ。」
マスコミ達「おおっ!!」
真壁「僅か5分で死体他全てを運び去り、仮面を外して現れる…一体可能でしょうか?……この窓の鍵を見てください。これは…鍵の取っ手にキズ……
つまりコレは…ワイヤーを使った簡単なトリックですよ。」
25話-学園七不思議殺人事件-→←23話-学園七不思議殺人事件-
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AYANE | 作成日時:2023年5月24日 19時