75話 金田一少年の決死行 ページ26
そんなときコンコンとドアを叩く音。
KZメンバー「!!?」
龍「警察…?」
今までの雰囲気が一変。
一気にピンと張りつめる。
お兄ちゃんが立ち上がり、ゆっくりと玄関の扉を開けた。
美雪「一ちゃん……」
一「美雪……((フラッ」
美雪「一ちゃん!!」
佐木「先輩!!」
貴方「美雪お姉ちゃん!?佐木くん!?」
佐木「Aちゃん!?KZも!?」
黒木「一さんを運ぶのは、先だ!!」
美雪お姉ちゃんが、お兄ちゃんの額にタオルを置いた。
龍「でも、どうしてここがわかったの?」
小塚「よく分かったね?」
佐木「それがですね……。一先輩を捜しているときに、
君を見つけて、龍『だるままんじゅう100個ください』って言ってるのを聞いて、まさかと思ってついてきたんです。」
龍「でも金田一さんは、指名手配されているんですよ?」
美雪「いいの。一ちゃんは、殺人なんかしてないから。絶対に。」
佐木「そう。100%ありえませんから。」
美雪「それに、Aちゃんも頑張ってるから。」
竜二「僕たちも頑張らなきゃなって。」
貴方「美雪お姉ちゃん…佐木くん…」
龍「なんか…羨ましいです。」
美雪「どうして?」
龍「僕は養護施設を飛び出してきたんです。僕には皆さんみたいな友だちがいなくて……」
龍くん……。
一「まんじゅうちょうだい!!」
貴方「うわっ!?」
KZメンバー「いつから、起きてた!?」
竜二「先輩起きてたんですか?!」
ビックリした……。
一「龍。俺とお前は友だちだかんな。いや、もはや親友と言ってもいい!なっ?」
そう言って拳を突き出した。
龍「はい!」
そう言って龍くんも拳をつくり、お兄ちゃんの拳とぶつけた。
一「よしっ!よく寝たぁ。よし、そろそろ行かなきゃな。」
貴方「そうだね。」
佐木「行くってどこに?」
一「ある人に会いに。」
ある人?
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作者名:AYANE | 作成日時:2023年4月4日 18時