74話 金田一少年の決死行 ページ25
貴方「お兄ちゃん……。相変わらずだね〜。」
上杉「だるま饅頭、100個って……」
一「……KZもすまんな。迷惑掛けて。」
彩「全然!Aちゃんのお兄ちゃんが、殺人をするわけないですから。」
一「でも現場を見たんだろ?」
貴方「手だよ。」
一「手?」
貴方「そう。あの時剣持さんを刺した手が、お兄ちゃんの手じゃなかった。」
一「…………」
美門「あれで、分かるのは妹であるAだけですよ。」
一「ありがと。A。」
貴方「!うんん。」
そんな時、私はあるものを見つけた。
同い年くらいの女の子と龍くんが、仲良さげに並んでピースしている写真。お兄ちゃんも横からのぞき込んでくる。
その写真を、私の手から抜き取り見つめる。
そんな時、龍くんが帰ってきた。
龍「金田一さんダメですよ。寝てなきゃ!」
一「あぁ。」
龍「薬飲んでください!」
そう言って水と買ってきた薬を差しだした。
龍「ちょ…!何勝手に見てるんですかっ!!」
お兄ちゃんの持っていた写真に気付き、慌ててその写真を奪い取る。
一「彼女?」
龍「そんなんじゃないですから。」
一「隠すなよぉ。」
若武「そうだぜ!!」
龍「これ2年前の写真です。僕の片思いでした。」
貴方「そっか……『あ、あれ?』」
私は、ある異変に気がついた。
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作者名:AYANE | 作成日時:2023年4月4日 18時