元アイドルが審神者になる！？【刀剣乱舞＆アイカツフレンズ】 (ページ50)

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No.49 ページ50

夢主side

結局……
私が起きたのは夕ご飯の前だった。
起きてすぐ慌てて広間に行くと、夕ご飯も既に並べられていた。
『やってしまった』と顔があおざめる。

燭台切「ん？主…？」

信濃「大将！」

私に気付いた皆は顔を輝かせると……
「主」「大将」と嬉しそうに呼んだ。

貴方「あ、ご、ごめんなさいっ！寝ていて……」

へし切「お気になさらず。寝ることも大事ですから。」

長谷部は、彼女の定位置に座らせた。
みんな…「大丈夫」と口にするが、それでもどこか申し訳なさそうにする私。

小夜「隣、いい？」

貴方「！！うん、いいですよ。」

左隣に小夜が座ると、そのまた隣には自然と宗三達も腰を下ろした。
右隣は、堀川が座った。

堀川「今日は主さんの好物ばかりですね。」

貴方「えっ？……わあ、ホントだ…！」

燭台切達は、ニコニコしながら顔を輝かせる主を見ていた。
勿論他の刀剣達も。

小夜「これ、食後に…」

そう言って、小夜が渡したのは綺麗に熟している美味しそうな柿だった。
そういえば、本丸から少し離れた所に柿の木があったような……。
私は嬉しそうに受け取った。

貴方「ありがとう。後で一緒に食べよ？」

何かを独り占めする考えは、私に存在しない。

小夜「…うん、食べよう。」

僅かに頬をピンク色に染めた小夜を、宗三達は微笑ましく見守っていた。