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No.33 ページ34
小夜に2振りの刀種を教えてもらい、資材の量を設定した。
出てきたのは1時間半と3時間20分だった。
貴方「お札、入れてみるね。」
戸惑いながらも頷く小夜。
……正直、少し期待している。
現れた刀2振りを、小夜はただ見つめていた。
彼の兄なのかどうか、少し不安になった私はとりあえず顕現させることにした。
宗三「……宗三左文字と言います。貴方も、天下人の象徴を侍らせたいのですか………？」
江雪「……江雪左文字と申します。戦いが、この世から消える日はあるのでしょうか………？」
左文字、と聞き覚えのある名前にAはぱちぱちと瞬きをした。
「兄様」と小さな声が隣から聞こえる。
宗三「！お小夜…久しぶりですね。」
小夜「お久しぶりです…。」
宗三が優しく頭を撫でてあげると小夜はその頬を赤く染めた。
小夜が嬉しそうにするのを見て、Aも嬉しそうにしていた。
そんな彼女に2振りが気付いたのはすぐだった。
宗三「貴女が主ですか？」
貴方「！……コクン。」
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作者名：AYANE | 作成日時：2023年4月1日 14時
