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No.21 ページ22
…酷いってものじゃない……。
加州「だから、最初……
あんなに怯えてたんだ。」
俺も薬研も、長い間人間という生き物のそばにいた。
人間がどれだけ強いのか……
そして、どれだけ脆くて弱いのか…。
特にそういう線で不安定な人間は常に周りの者を巻き込んでしまう。
そしてこの子も、その振り回されたうちの1人だった。
こんのすけ「…どうか、主様のことをよろしくお願いします。」
深く頭を下げるこんのすけに2振りは目を見開いたが……
お互い顔を合わせるとふっと笑った。
加州「言われなくても。大事で可愛い主なんだから。」
薬研「大将のためなら、俺っちにできることなんでもするつもりだ。」
貴方「スー…スー……」
主は、寝ていた。
可愛い寝顔をしているな。
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作者名：AYANE | 作成日時：2023年4月1日 14時
