元アイドルが審神者になる！？【刀剣乱舞＆アイカツフレンズ】 (ページ12)

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No.11 ページ12

掛け布団をなんとか加州の上に被せられた主様は、布団を整えると、静かにその横に座った。
その気遣いに私もは、先程少し涙が出そうになったようだ。
主様を休ませたいが、どうしても加州が起きるまでは起きてたいらしい。

こんのすけ『どうしましょうか…』

ここでとある考えを巡らせた。
そういえば加州が拾った短刀、あれは恐らく……

こんのすけ『今の霊力値は……
大丈夫ですね。』

小さく宙に浮いた画面に表示された数値を確認すると、私は主様に近寄った。

こんのすけ「主様、どうやら加州様が新しい刀を拾ってきたそうです。」

貴方「えっ……」

私は、短刀を主様の前に差し出した。

こんのすけ「宜しければ、こちらも加州様をお呼びになった時と同じように顕現してくださいますか？」

貴方「う、うん……」

本当は今じゃなくてもいい。
私の真の意図を知らず、主様は震える手で霊力を注いだ。
またまた桜が舞うと、中から加州よりも小柄な人影が現れた。
それでも主様からすれば大きいのは当たり前。