【デジモンフロンティア×金田一少年の事件簿】女神のスピリットを持つ少女は金田一一の妹！？ part３ (ページ10)

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第１０９話-香港九龍財宝殺人事件- ページ10

自分のしたことの重大さに気づいたランは、酷く顔を歪めて泣いた。
瀧川さんは、そんなランをギュッと力強く抱きしめた。

ヤン・ラン「……っ家族が欲しかった……。平凡でいいから、みんなと同じように。」

リー刑事は妹であるランに、ゆっくりと手錠をかけた。
それがどれほど残酷なものかあたし達には分かった。

リー・バイロン「罪は…償えばいい。」

リー刑事がランの頭をなでると、少しホッとしたように頷いた。

ヤン・ラン「金田一くん、美雪さんは知り合いに預けてあるわ……。何不自由なく暮らしてるはずよ。」

一「……ありがとう、ラン。」

綺麗に微笑んだランさん。
その後ろで瀧川さんがリー刑事に言った。

瀧川「所でバイロン、本当に原爆は爆発しないんだろうな……」

リー・バイロン「大丈夫。軍が管理してますから……。まぁ、あれが別物だとしたら……
あぁ、そろそろですが。」

そう時計を叩いた。

一「ドーンと来るまであと10秒！」

佐木「ちょっと、先輩っ！」

一「あと5秒…４、３、２、１……」

「ゼロ」一さんがそう言った瞬間、夜空に大きな花火が打ち上がった。

泉、友樹「花火！！」

佐木「よかったー、花火で。」

貴方「綺麗～！」

拓也「そうだね。」

輝二「あぁ。」

輝一「うん！」