【デジモンフロンティア×金田一少年の事件簿】女神のスピリットを持つ少女は金田一一の妹！？ part２ (ページ39)

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第８８話-香港九龍財宝殺人事件- ページ39

佐木「先輩！逃げましょうよ！」

一「美雪どうすんだよー、あいつ置いてったら後で何言われるか。」

貴方「佐木くん、そうだよ！美雪お姉ちゃんを置いて逃げることなんてできないっ！！」

佐木「それは、そうだけど……」

貴方「それに、お兄ちゃんと佐木くん。美雪お姉ちゃんに財布没収されたでしょ？香港から出られないよ？」

佐木「あっ……」

一「でも、どっちみち……
ランのタトゥーが示す場所に行ってもあるのはダイヤじゃなくて爆弾ってわけだ。」

リー・バイロン「！……ランのタトゥー？」

一「九龍の宝を示すタトゥーで……
母親に掘られたとか。」

リー・バイロン「なぜそれを早くっ！！」

焦ったようにはじめくんの両肩を掴むリー刑事。

リー・バイロン「ランは財宝を狙ってる犯人に拉致されたんだ。タトゥーを見られて、犯人が宝の在処に気づいたら香港はおしまいだ！」

一「…………」

佐木「先輩……」

貴方「…………」

リ「タトゥーがなきゃ……
どうにもならん。」

一さんもリー刑事も黙り込んでしまった。
竜二はどこか落ち着き無くカメラを握っているし。

貴方「カメラ……」

一「ん？どうした、A。」

輝二「佐木さん。僕達は、目を隠されたから見てないけど……
ランさんがタトゥー見せてくれたとき……
カメラ回してなかった？」

佐木「……ああ！あるかも！！」

佐木くんが持っていたカメラには確実にランさんのタトゥーが写っていた。

一「……でも、これだけじゃ。」

そう言ってまた落ち込んでいると、一さんの胸ポケットの携帯が震えた。