─104話─ ページ12
優仁side
響木「お前たちが動けば、相手も動く。それを繰り返すんだ。切り札は、綱海だ。」
綱海「えぇ、俺？」
響木「あぁ。誰も読みきれないだろう。」
綱海「それは、そうだな。誰も俺のこと知らねえし。」
鬼道「あいつらを動かせば必ずスペースがあく。そこが狙いだ。フィールドに波のようなリズムを作り出すんだ。」
綱海「なるほど…わかった！俺にのれねえ波はねえ！！」
円堂「皆、絶対勝つんだ！エイリア石の力なんて必要ないと！！」
雷門イレブン「おうっ！」
響木「それと……
風丸達は、剣崎に脅されているかもしれない。」
円堂「脅されている？」
響木「あぁ。城Aを元々最初から殺すつもりだ。」
全員「！？」
そんなっ！？
優仁「……も、もしかして！？風丸さんは、Aちゃんのファンだから！！？」
瞳子「可能性は高いわ……」
後半戦がスタートした。
風丸「どうした、責めることもできないのか？」
円堂「絶対に通さない。この試合絶対に勝って見せる。」
風丸「じゃまだぁ！」
円堂「うっ……うわぁ！！！！」
塔子、綱海「円堂っ！」
吹雪「キャプテン！」
円堂「っ！大丈夫だ。」
綱海「てめぇ、なにするんだ？お前ら、仲間だったんじゃないのかよ。なのに、普通に円堂にボールぶつけて…お前がファンであるAをこんな目に会わせて……
なんにも思わないのか？そんなにエイリア石が大事なのか？」
風丸「お前になにがわかるｯ！！」
綱海「うわぁぁぁ！！！！」
吹雪「嫌、僕だからそこ分かる！！」
風丸「何っ？」
木暮「俺、このチームが好きだ！！」
塔子「そして、心からサッカーを愛する円堂が好きだ！あんたたちと同じなんだ。」
風丸「同じ……」
吹雪「キャプテンたちに出会えたから今の自分があるんだ。」
風丸『何なんだ。』
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作者名：AYANE | 作成日時：2023年1月15日 20時
