36-香港九龍財宝殺人事件- ページ37
美雪ちゃんが水かけられたときの洋服を選んでいる動画。その中に海豚と書かれたピンクのイルカのTシャツを持ってはしゃいでいる美雪ちゃんを見つける。
その動画のTシャツの端に漢字で"大澳"と書かれている。
一「……おおおく?」
貴方「んー……」
佐木「いや、違うと思います。」
ジン「あぁ。」
一さんとカメラをリー刑事に渡して"大澳"の文字を指差した。
一「これ、なんて読むんすか?」
リー・バイロン「タイオウ……」
一「佐木、タイオウだ。」
竜「あ、はい!」
佐木くんは、香港のガイドブックを取り出してタイオウを調べ始めた。
佐木「あった!ピンクのイルカで有名なところですよ。」
ガイドブックと像を交互に見るリー刑事。
リー・バイロン「タトゥーとこの川の形……
重ねられるか?」
リー刑事は竜二にガイドブックの地図の川を指差していった。
佐木「やってみます。」
佐木くんは早速携帯を取り出して、何やら操作をし始めた。
佐木「うそ…ぴったり。」
竜二の携帯を覗くと、タトゥーと地図の川の形はぴったりと重なり合っている。
一「この赤いウロコ……」
リー・バイロン「逆鱗だよ。触ると……
龍がが激怒するという、伝説だ。」
佐木「……逆鱗。」
一「……ここだ。」
リー・バイロン「……急ごうっ!」
あたし達はこの悲劇を終わらせるため、大澳へ向かった。
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作者名:AYANE | 作成日時:2023年1月3日 21時