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〔34話〕 ページ35
Aくんは、大声でそう言った。
貴方「ほっといてよ！！今、皆さんの血を吸ったら、確実に殺しちゃいそう！」
ユウヤ「えっ……」
貴方「私は、大丈夫だから！！お願いだから、離れて！」
ユウヤ「…………」
僕は、Aくんに近づく。
そして、Aくんの肩に手を置く。
貴方「！」
ユウヤ「Aくん。僕の血を吸って？」
ジン「ゆ、ユウヤ！？」
貴方「！？」
僕は、首筋を出した。
ジン「……A！ユウヤの血を早く吸えッ！！」
ヒロ「ここで、Aさんがユウヤの血を吸わなければ……」
ラン「Aちゃんは、死んじゃうよ！！」
バン「ディテクターを倒したいなら、早く血を吸えッ！！」
ジェシカ「お願い！！」
貴方「……はぁ…はぁ…！！」
すると……
ｶﾌﾟｯ!!
ユウヤ「イッ…！！」
Aくんが、僕の首筋に噛みついた。
少しだけど…血を吸われていくのが分かる……。
貴方「……はぁ…はぁ…！！」
ラン「もういいの？」
貴方「これ以上吸ったら、ユウヤくんは確実に貧血で倒れる。」
僕のことを考えて……。
噛まれた首筋に触ると……
ユウヤ「えっ！？傷がない！！？」
ヒロ「本当です！ありません！！」
貴方「噛みついた傷があったら、嫌でしょ？それに、私の場合……
噛まれた傷はすぐに消える。」
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作者名：AYANE | 作成日時：2022年11月18日 11時
