吹雪のように寒いアイドル少女【灰原ユウヤ】

9話 ページ10

ラン「そういえば、Aちゃんって今年のアルテミスには出るの？」

貴方「えっ？」

そう聞くランに、Aは少し疑問だった。
そう聞かれたAは、頬を指でポリポリと掻いていた。

貴方「あ〜…私は、出れないの。」

ヒロ「えっ？何でなんですか？」

ユウヤ「だって、Aくんはアルテミスの初代優勝者で、去年も出ているからかなりの優勝候補なんだけど？」

確かに、Aは今年のアルテミスの優勝候補の中の一人だ。
だが、Aが出れないってことは……

コブラ「Aの奴、アルテミスの応援キャラクターになったんだよ。」

バン「応援キャラクター？」

コブラがそう言った。

コブラ「去年のアルテミスの影響だ。Aは、アイドルをやっていてもLBXが大好きで有名だ。そして、何せ初代アルテミスの優勝者で、去年のアルテミスにも出ている。大統領が是非、Aにアルテミスの応援キャラクターを勤めてほしいと頼まれたんだ。」

大統領が！？

ヒロ「凄いです！！アルテミスで、Aさんの歌が聞けるなんて！」

貴方「アハハハ……(；^ω^)」

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