40話 ページ42
博士「近々、キャンベルン郊外にある宇宙基地から、パラダイスに向けて新型宇宙衛星ユニットが打ち上げられることになっている。でも、それは宇宙ユニットでじゃない。超メガトン級ミサイル、セト50という兵器だ。」
それを聞いて、全員が驚く。
博士「だから私は、キャンベルンでブレインジャックを起こした。町を混乱させることによって搬入ルート上の交差点を塞ぎ、セト50をパラダイスに運ばせないために。」
カズ「皆分かってくれ。山野博士はたった二人で、オメガダインと戦っていたんだ!」
カズは必死に語りかけるが、バンはそれでは納得しなかった。
バン「でも、でもなぜLBXを使ったの?パラダイスのことを知らせるため。ミサイルの搬入を止めるためなら、LBXを使う必要はないよ。なのになんでLBXを!」
バンさんは叫んだ。
博士「オメガダインはあまりに大きく強大、そうするしかなかった。そうすることで、LBXが人々から忌み嫌われ、世の中から根絶されても、仕方がないと。いや、むしろその方がいいのかもしれない。」
貴方「えっ……」
苦しそうな博士を見て、私は博士のほうを向く。
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作者名:AYANE | 作成日時:2022年11月11日 0時