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拓也『そっちは頼む!俺はNICSに連絡して、指示を仰ぐ。』
バン「わかりました!」
顔を上げたバンくんがキリトを見ると、今度の彼はすんなりと道を開けてくれた。
次の車両へ行こうとした時、男が2人扉の前にいた。
男「きみ達、ここからは立ち入り禁止だよ。今、すごく大事なミーティング中なんだ。ごめんね。」
バン「あの、通してください。緊急事態なんです!」
男「いや、ほんとに駄目なんだって……。」
貴方「バンくん。ここは、渡に任せて?」
バン「え?」
小声でバンに言うと、私は前に立って口を開く。
貴方「ミーティング中?おかしいですね、この先は貨物車両だったと思うんですけど?」
男「いや、それは……。」
貴方「第一、あなた達どこの会社の人ですか?私のパパ、大手企業の社長なんです。このリニアにも携わってるので、ある程度の事はパパのパソコンから知りたい放題なんですよ。ミーティングの予定なんてなかったなぁ。」
男「き、緊急のミーティングなんだ。」
貴方「もしかして、ワイルドバッチって会社さんがミーティングされてるんですか?」
男「そ、そうなんだ。俺達はそこの社員で……
パパから聞いた事ないかい?」
貴方「あるわけないじゃないですか。だってその名前、強盗団の名前だし。パパの話は嘘ですから。私のお父さん、小説家の人間だもん。」
男「なっ!?」
貴方「ワイルドバッチなんて企業はない。でもその名前を否定しなかった。それはつまり、あなた達にとって馴染み深い名前だから……
そうでしょ、強盗団のマヌケな団員さん?普通は強盗団と同じ名前だなんて、嫌がるはずだもの。」
男「っ……!」
貴方「子供だからって甘く見ないでくれますか?」
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AYANE(プロフ) - マナさん» 分かっています!ありがとうございます!! (2022年10月30日 22時) (レス) id: 51fc191b8e (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 話の続きがきになるので更新頑張ってください! (2022年10月30日 22時) (レス) @page41 id: f22ea9e07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AYANE | 作成日時:2022年10月30日 16時