34話 ページ36
黒岩「紫藤Aにコーチを頼んだのは、お前が【紫の悪魔】だからだ。」
貴方「は？」
貴方「バラバラなこのチームをまとめあげる逸材が必要だった。それがお前だ。」
貴方「それじゃ…」
鬼道「お前の存在自体が必要だった……」
貴方「……それは、どうも……」
豪炎寺「A……。もう一つ、お前に言ってなかったんだが……」
貴方「……なんだよ。」
黒岩「お前のDNAからヤバい能力が出てきた。」
貴方「ヤバい能力……？」
黒岩「それは、ブラックホールだ……」
とわ「おねぇは、ブラックホール！？」
豪炎寺「巨大惑星を滅ぼすほどのブラックホールだ。
お前の力を使えば、丸く収まるが……
それを消すとなると……
Aの身体にもとてつもない負担がかかる。下手すれば、死ぬことになる。」
IJ全員「！？」
貴方「俺が…死ぬ…だと……」
Aさんが…死ぬ……。
そんな……
豪炎寺「後はお前達が決めることだ。」
そう言われ、皆は不安げな表情に変わって行く。
神童「天馬、今度の戦いは背負うものの重みが違う。地球の未来がかかっている。」
天馬「地球の、未来……」
神童「負けることは絶対に許されない戦いだ。どうする？天馬っ！」
天馬は少し考えた末、口を開いた。
天馬「サッカーで地球を救えるなら、俺たちのサッカーが地球の希望になるなら、行くしかないよ！宇宙へ！！」
皆はまだ不安げな表情を絶やさない。
天馬「ここで俺がなんとかなるさって言っても、きっと皆の不安はなくならないと思う……。でも俺は、皆と一緒に、なんとかする道を捜したい！それに……
Aさんの命で地球や宇宙が救われるなんて、おかしいです！！僕達がAさんを守らないと！」
貴方「天馬くん……」
IJ全員「っ……」
皆は口を紡ぎ黙り込んでいた。
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作者名：AYANE | 作成日時：2022年10月19日 0時
