第56話「銀幕の殺人鬼」 ページ7
アキラside
遊佐さんが!?
四葉ちゃんと葉月くんが、彼女の名を言った瞬間……
両隣にいた星野さんと辻くんが少し距離をとった。
震える彼女の手から紙コップを抜き取り、底を見せる。
そこには、四葉ちゃんのの字で、「君がスコーピオンだ!!」と書かれているはず。
四葉、葉月「貴方がこの事件の真犯人……スコーピオンです。後の説明は、お兄ちゃんにバトンタッチ。」
一「おう、りょーかい!」
四葉ちゃんと葉月くんは一さんと入れ替わった。
四葉、葉月「フゥー……」
一「君はあの時、飲み物担当という雑用係を利用したんだ。だからいつも通り、紙コップを皆に配る側として、最後にコップを取ることが出来た。」
真壁「ちょっと待て金田一!それに四葉に葉月!」
四葉「なんですか?真壁部長。」
真壁「カッターのことはどう説明するんだ?こいつは、七瀬のことを怪我させようとしたんだぞ。映像だってある!」
黒河「ッ!」
四葉「たぶん、あれは、女優の夢を壊された腹いせでしょ?」
葉月「貴方、僕も一緒に着替えた時、言っていたよね?『あんたさせいなければ!!』ってね?さすがに、大切な幼なじみを怪我をさせることは、許せなかったけどね?」
剣持「四葉と葉月の言う通り、取り調べですべて自供した。やりすぎたことを心から反省しているって。……あぁ、君とに謝りたいって。」
美雪「えっ?」
黒河「ごめんなさい。」
真壁「でも、黒河のロッカーから証拠を見つけたんですよね?」
一「あれは、お前が仕組んだんだろ?蔵沢先輩が犯人じゃないってバレて、黒河を真犯人にでっちあげたんだ。」
遊「誤解です!」
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作者名:AYANE | 作成日時:2022年9月25日 20時