第52話「銀幕の殺人鬼」 ページ3
一「14+2……。睡眠薬入りの紙コップは、全部で16個あった。」
美雪「でも、この紙コップ。15個だよね。」
竜二「えっ?14個使って、余ったコップが2つ。」あれ?1つ多い。」
……………………
四葉、葉月、一「なんで〜〜?」
真壁「おい、そんな算数考えている場合じゃないだろ?」
アキラ「でも、待て。あの時、無作為に取ったんだぞ?仮に、睡眠薬が入っていないコップを取ることは不可能じゃない?」
竜二「確かに……」
真壁「分かった!蔵沢が、飲むフリをして飲まなかったんだ。」
竜二「いや、それはないですよ。」
真壁「えっ?」
竜二「見てください。……ほら、確かに皆飲んでますから。」
真壁「お前、準備が良いな!!」
竜二「ビデオを撮るのは、ミス研の雑用担当の僕の役目ですから。」
一「雑用?」
すると、お兄ちゃんが紙コップを次々と移動させた。
ノートには、【13-11+1-2=】って書いてあった。
一「真壁部長。13-1+1-2=って答えなんですか?」
真壁「そんな簡単な問題も分からないのか?!と、見せかけて引っかけ問題だな?」
一「四葉、葉月。なんだ?」
四葉、葉月「1。」
一「だよな?」
真壁「えっ?!1で良いの?だいたい、何なんだ?その28+1-2って!」
クイーン「ど、どういうこと?」
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作者名:AYANE | 作成日時:2022年9月25日 20時