34話 ページ36
私達は今レッスン室にいる。
これからのレッスンは75、77期研究生合同になるらしい。
ｶﾞﾁｬｯ!!
?「レッスン始めるわよ！｣
言葉からしてレッスンの先生であろう人が入ってきた。
一乃「きょうつけ！礼！！｣
全員「よろしくお願いします！！｣
一乃さんの号令で私達は、頭を下げ挨拶をする。
?「あなた達が77期研究生ね！それじゃあ、まず私の自己紹介から！」
シュウ「その必要はありませんよ！｣
?「あら、あなた私が誰だか知っているの？｣
シュウ「はい！｣
シュウは自信ありげに返事をした。
でも私もこの人どこかで見たことあるんだよね。
シュウ「あなたは、初代雷門夏未さん。そして今は円堂守さんの妻ですよね！｣
夏未「正解よ！！良くわかったわね！｣
A「思い出した。私、ビデオでしか見たことなかったけど同じです。よくお姉ちゃんから、よく聞かされています。」
夏未「フフ、さすが栞里の妹ね。元気な研究生達ね！｣
一乃、青山「！？」
思わず夏未さんが笑い出す。
さすが初代雷門夏未完璧の笑顔だった。
夏未「さぁ遊びはここまで！！レッスン始めるわよ！｣
全員「はい！！｣
♪〜♪〜♪〜
曲が、鳴り出し踊り出す。
私は、綺麗に踊る。
でも……
折角覚えた振り付けも曲についていけず全く意味がない。
夏未「ほらそこ！遅れてる！！｣
影山「は、はい！」
夏未さんはさっきとはまるで違う。
厳しい目をして厳しく指導していた。
夏未「はい、やめ！！なんなのこれは？みんなしっかりと振り付け覚えてきた？全然ダメ！！今日は仕方がないから終わり！明日のレッスンまで振りを覚えなさい！！｣
そう言うと夏未さんは呆れた顔で出ていった。
白竜「これがレッスンか…………」
狩屋「やっとキツい訓練終わったのに、こっちの方がキツいじゃん！」
A「お姉ちゃんもこの特訓をやってきたんだから……」
一乃、青山「…………」
一乃さんと青山さんは、私を見ていたことは知らない。
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作者名：AYANE | 作成日時：2022年7月30日 9時
