32話 ページ34
瞳子「そして、宝来A。」
A「は、はい！」
瞳子さんは、Aを呼んだ。
瞳子「貴方のことは、栞里がよく聞いていたわ。貴方には、栞里が今まで出してきたソロ曲を歌って貰います。」
A「えっ！？私が…お姉ちゃんの曲を……」
俺達も驚きを隠せなかった。
Aが、栞里さんのソロ曲を貰うことになるなんて。
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Aside
私達は、今雷門星のイナgo劇場にいる。
これから、イナgoのライブが始まるのだ。
天馬「凄い広い！！｣
白竜「てゆうか、これ全員ファンか！？｣
シュウ「当たり前だよ！あんなに凄いライブするんだもん！！｣
私達が会話をしていると証明がおち、ステージに明かりが灯った。
たっていたのは二人の男の子。
一乃「皆さんこんにちは！！今回の前座を務めさせていただきます！｣
青山「75期研究生です！｣
青山「聞いてください！『初日』！」
彼らは歌い始めた。
しかし……
集まったファンのわずかな人だけが盛り上がり他の人達は全くステージに目を向けていなかった。
影山「なんかビミョーな空気だね…………」
剣城「だが、歌やダンスはうまいぞ。｣
瞳子「彼ら達は『不運の期』と呼ばれているの。もう2年もたつのにいまだに襲名出来ずにいるわ！｣
天馬「2年も！｣
瞳子「人数も二人しか残らなかったの。」
A「お姉ちゃんから聞いたことがあります。75期は、お姉ちゃんがよく励ましていたと。」
瞳子「えぇ。」
瞳子さんの説明が終わると私達は言葉がでなかった。
あんなに歌もダンスも上手いのに襲名出来ないなんて……
私は、もう一度ステージを見た。
彼らは、歓声のないなかどんな気持ちでステージに立っているのだろう。
やがてステージが終わり、襲名メンバーのステージが始まった。
ファン「わぁぁぁぉぉぁぉぉあ！！！！」
輝「やっぱり凄い！｣
真心「これが襲名メンバー！！」
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作者名：AYANE | 作成日時：2022年7月30日 9時
