イナズマ学園の生徒会長は、GF（グレイス=フィールド）だった!? (ページ27)

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生徒会長は、黙り込んでいた。

天馬「じゃあ、首に巻いているスカーフは、何ですか？」

貴方「それは……」

生徒会長は、スカーフをまた取った。
そして、ネクタイを緩めて、シャツのボタンを2つ外す。
そして……

サッカー部員全員「あっ！？」

生徒会長の首筋には、俺達にはない番号が書かれていた。
91394って。

貴方「これは、私の認知番号(マイナンバー)です。鬼に食べられる識別番号です。」

影山「認知番号(マイナンバー)！？」

シュウ「識別番号！？」

貴方「12歳を過ぎたら、出荷されるのが私達がいた孤児院のやり方です。私より前に出ていった皆は、鬼に食べられています。」

全員「！！」

貴方「私も、12歳の誕生日の日に出荷されました。鬼に食べられるのを覚悟して。でも、違った。……円堂さん達が里親になってくれたから、今の私は生きている。」

音無「そうだよね。」

貴方「でも、耳に付けてあった発振器は取りました。でも、どうしても認知番号(マイナンバー)は残しました。この認知番号(マイナンバー)は、気に入っています。でも、皆さんにはそれがありません。だから、いつもスカーフを着けていました。それが、私がスカーフを着けていた理由です。」