126時間目 ページ7
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殺せんせーは身動きが取れない。烏間はしばらく体が言うことを聞かない。イリーナはロビーで警備を足止め中。
もうプロたちの力は借りられない。自分たちの力だけで勝てるのか。生徒たちは緊張し、体が強ばるのを感じていた。そんな雰囲気の中、明るい声がひとつ。
「いやぁ、いよいよ“夏休み”って感じですねぇ。」
顔に赤い太陽のマークを浮かべて、呑気にそういったのは殺せんせー。渚の持つビニール袋に視線が集まる。
「何をお気楽な!!」
「1人だけ絶対安全な形態のくせに!!」
「渚振り回して酔わせろ!!」
「にゅや──────ッ!!」
渚は殺せんせーの入った袋をﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝと振り回す。カルマに至ってはその酔った殺せんせーを寺坂の尻にねじ込もうとしている。思わず秀華はやめなさい、とカルマの手から殺せんせーを取り上げて渚に返した。
グロッキー状態になった殺せんせーに渚は怪訝そうに問いかけた。
「殺せんせー、なんでこれが夏休み？」
「先生と生徒は馴れ合いではありません。そして夏休みとは先生の保護が及ばないところで自立性を養う場でもあります。大丈夫、普段の体育で学んだことをしっかりやれば…そうそう恐れる敵はいない。君たちならクリア出来ます、この暗殺夏休みを。」
殺せんせーは勉強の方は手厚いが、体育に関しては容赦がない。体を動かすミッションでは自分基準の無茶振りを課す。
「そこでひとつ、先生から提案があります。」
「提案？」
そう言った殺せんせーに矢田が首を傾げる。他の皆も首を傾げたり、顔を見合せたりする。そして殺せんせーはとんでもないことを言い放った。
「ここから先は浅野さん。君が指揮をとりなさい。」
「………え？」
─────────
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───
最上階のある部屋で、濃厚な魚介出汁スープに実弾入り銃をぶち込み、それをむしゃぶる男。そしてそれをククク…と笑いながらみる男。
「奇特な奴だ。ほかの2人もそんなか？」
「えぇ、まぁ。」
銃をむしゃぶる男、ガストロが語ったのは
「ではあと1人、グリップも…？」
「えぇ…ま、アイツは殺し屋ん中でもちょっと変わってまして…。」
プロはまだ、いる。
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麗(プロフ) - 6ページ ここまでた のところ た は だ ではないでしょうか？ (2021年5月21日 23時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ざくろ(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます!!これからも更新頑張っていきたいと思います!! (2021年2月2日 22時) (レス) id: d0e69d8f04 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - �気�ら一気読みしました！応援しています！これからも頑張ってください！ (2021年2月2日 22時) (レス) id: 8522a45fe7 (このIDを非表示/違反報告)
ざくろ(プロフ) - 安仙任さん» コメントありがとうございます!!これからも頑張っていきたいと思います(^-^) (2021年2月2日 1時) (レス) id: d0e69d8f04 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - とても面白いです！続きを楽しみにしてます！これからも頑張ってください(^^） (2021年2月1日 23時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざくろ x他1人 | 作成日時：2021年2月1日 20時
