326時間目 ページ7
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｢にゅやァ……善良な心になんと凶悪な肉体美を…にゅやッ?!｣
生徒たちが全員帰宅して、職員室で殺せんせーがあぐりの水着写真に骨抜きになっていた時。ﾋｭﾝｯと鋭くナイフが振るわれた。
｢感心しませんねぇ…我が校の教師が水着写真1枚で骨抜きとは。｣
｢りっ理事長いつの間に!!｣
ナイフを振るったのは理事長…いや、この場においては學峯と呼ぶべきか。彼は手帳に殺せんせーの勤務態度に問題あり、と書き記していく。
｢今月は減給しましょうか。｣
｢ひぃぃご勘弁を!!｣
怯える殺せんせーを見て笑って、學峯は殺せんせーが落とした写真に映る人物を見て、悲しげな表情をした。
｢…雪村先生…ですか。亡くすに惜しい人材でした。無尽蔵の
｢…えぇ、私の師ですから。｣
｢…浅野さんと他のE組の生徒から聞きました。貴方の命は助かる可能性が出てきたとか。ならばどうです？彼女を継いで、来年も
殺せんせーは學峯の言葉を聞いて、少しだけ面食らったような顔をすると、俯いた。
｢……嬉しいです。情や素性に惑わされず、純粋に教師の適性のみを評価する。そんな貴方の慰留の申し出は何より嬉しい通知表です。
でもせっかくですが…教壇に立つのは今年限りと決めています。｣
殺せんせーのその言葉に、學峯は残念そうにため息をついた。殺せんせーと學峯も互いに
｢…残念です。賄賂を渡す前に振られてしまった。｣
そう言って理事長が机の上に出したのは、カップケーキにトリュフチョコ。殺せんせーはそのスイーツに目を輝かせて、マッハで紅茶を淹れた。そして、最後に理事長が出したクッキーとパウンド型のガトーショコラに目を留める。
｢そのクッキーとガトーショコラ、美味しそうですねぇ。｣
｢…これは駄目ですよ。｣
｢…それは残念です。｣
少しだけ嬉しそうな學峯と殺せんせーの声。談笑する2人の声はしばし夜の校舎を賑わせた。
｢ところでご子息の方は？｣
｢あぁ、高校での支配体制作りの準備をしてます。あの様子なら1年で全校を掌握しますよ。｣
｢さすがの傑物ですねぇ。｣
｢いや、まだまだです。赤羽君と浅野さんは軍門に加えることは出来なさそうですからね。｣
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LUNA(プロフ) - 面白かったです！更新楽しみに待ってますね！ (2022年1月23日 0時) (
レス) @page18 id: 255ed81601 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 続きはどこで見れますか？ (2021年12月23日 1時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
あやっち - この作品の続きのタイトルは何ですか？ (2021年11月14日 16時) (レス) id: ad4fac1b86 (このIDを非表示/違反報告)
もものはな(プロフ) - とても面白くて一気に読み進めてしてしまいました笑更新楽しみに待ってます！ (2021年8月26日 18時) (レス) id: 1e90973d0b (このIDを非表示/違反報告)
ざくろ(プロフ) - あいすさん» ありがとうございます！！なかなか更新できませんが、少しずつ進めていきたいと思います。 (2021年8月11日 18時) (レス) id: 026437a4b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざくろ x他1人 | 作成日時：2021年4月6日 1時
