32時間目 ページ34
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中間テストを終えて修学旅行が迫っていた。殺せんせーもそれに浮き足立って自分よりも大きな荷物をまとめたり、舞子のコスプレをして過ごしている。
「カルマくん、同じ班なんない？」
「ん、オッケ〜。浅野さんも誘っていい？」
「もちろん！」
班を決めてクラス委員の磯貝か片岡に伝えなければならないため、渚は自分と同じ班になってくれる人を探していた。既に杉野と茅野は渚と同じ班になることを快諾している。
渚に誘われたカルマは自分も秀華を誘おうと秀華の方を向いて話しかけた。
「浅野さん、俺と同じ班でどう？」
「カルマと一緒？楽しそうね！」
自身に驚くほど懐いている秀華に、カルマは思わず優しい笑みを向ける。中間テスト以来、彼女とカルマ以外の生徒たちとの距離は少しずつ縮まっていた。現に今も倉橋や中村と「班決まっちゃったの？」「ざんねーん、誘おうと思ったのに。」なんて談笑している。
「浅野さん、カルマにすごく懐いてるな。」
「ねー、犬っころみたい。」
「浅野さんのこと犬っころなんて言えるのはカルマくんだけだよ…。」
渚とカルマのところにやってきた杉野が秀華の変わりように感心しながらそう言った。カルマは彼女を犬っころなんて言うが、彼女の成績や身体能力などのすごい所をあげればキリがない。犬っころなんて可愛い呼び方できるのはカルマだけだと、そこへやってきた茅野は指摘する。
「で、ほかのメンツは？渚くんと杉野と茅野ちゃんと？」
「あ、奥田さんも誘った！」
「7人班が2つまで大丈夫だからあと1人誘えるけど…。」
渚がそう言うと杉野が自信ありげに笑いだした。
「俺をナメんなよ。この時のためにだいぶ前から誘っていたのだ。クラスのマドンナ、神崎さんでどうでしょう？」
「おぉ〜異議なし！」
真面目でおしとやかでオマケに美人。神崎有希子は綺麗な真っ黒のロングストレートを揺らしながら恥ずかしそうに笑った。
「よろしくね、皆。」
「この7人なんだね。修学旅行、楽しみ。」
神崎がそう告げると、そこへ秀華が合流した。優しく笑う神崎と秀華に思わずほかの5人はほう、とため息をついた。
「そういえば、浅野さんも結構美人だよな。」
「うん、浅野さんがE組っていう驚きで忘れてたけど、浅野さんは本校舎にもまだまだファンが沢山いるよ。」
「この班すごくレベル高いんじゃ…。」
杉野や渚、茅野は小声でそう話していたとは秀華は知る由もない。
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ざくろ(プロフ) - ユイさん» コメントありがとうございます!!確かに2番ですね!!!素で間違えてました!!!ご指摘ありがとうございますm(_ _)m (2021年3月16日 6時) (
レス) id: d0e69d8f04 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 最近読み始め、すごく楽しく読ませていただいています。ふと気になったのですが、出席番号は2番が正しいのでは？と思いました。まだ読んでる途中なので何か別の理由があって1番にしているのであればすみません。作品楽しく読ませていただいています！ (2021年3月16日 4時) (レス) id: 2946381aea (このIDを非表示/違反報告)
ざくろ(プロフ) - プロテインさん» ありがとうございます(*^^*)暗殺教室はとても好きな作品なので更新頑張って行きたいです (2020年10月22日 22時) (レス) id: fa9a4862ad (このIDを非表示/違反報告)
プロテイン - 質が高くて、キャラとの絡ませ方がお上手で、続きがとても気になります( ≧Д≦) (2020年10月22日 19時) (レス) id: 038dc633ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざくろ x他1人 | 作成日時：2020年10月19日 2時
