あの、亜人ですけど。そのに

ななじゅうろく〜血の刻印~永遠のmermaid~完〜 ページ28

銭形警部から逃げ切った私たちは別のアジトへ赴き、私の正体を明かすことになった。


最初は驚いていたものの、実際にリセットするところを見ている分信用を得るのは容易であった。



『さて。これでルパンからの依頼は全て終了した。報酬は...初回割引きしておこう。私は東都に帰り、いつもの生活へ戻る。』


『何もかもが、刺激的で退屈しなかった。楽しかったよルパン。ありがとう。』



ルパン｢俺たちと来る気はコレっぽっちもねぇのか？｣


『たしかにルパン達なら、私をどこかの組織や政府に売り捌くこともなく、信頼出来る仲間として一緒に泥棒をやっていけると思う。』


帽子を深く被り照れ隠しする次元。可愛い。五右衛門も表情こそ変わらないが雰囲気が物語っている。不二子もウィンクではにかみ、ルパンに関しては｢ぐふふふふ｣と声がもれてる。


『でも』




『この世界で私を最初に認めてくれたのは...あいつらだから...そばで守ってあげたいんだ。無茶ばっかするにっぽんケーサツ達をね。』



『だから、ここでさよならだ。』



次元｢風邪、引くんじゃねえぞ｣


石川｢達者でな｣


峰｢今度ショッピングしましょ♡｣


ルパン｢じゃあな。同じ世界にいるんだ。きっとまた会えるさ。｣



『そうだね。いつでも依頼待ってるよ。』


全員に、私個人の連絡先が裏にメモされている亜人の名刺を配った。


ありがとう。ルパン。次元。五右衛門。不二子。また会おう。









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後日、次元からルパンの女癖の直し方の依頼が来たことは内緒。(断った)

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