及 川 徹 の 妹 は _ハイキュー_

_バレー部 ページ7

▲side▽見



ふと、自販機の前でぎゃーぎゃー言う二人組に目が行った。背の高いふわふわした女子と背の小さい暗い女子。

どこかで見たことがあるなと思っていると先ほど及川さんたちといたやつらだと気付いた。


「あ…水瀬さんだ」


『金田一、知り合い？』


「ああ、まぁ」


水瀬さん、それがどっちか分からないが金田一と知り合いというのは分かった。

まぁ俺には関係ないことだけど。


「あー！こんなところにいたー！！！」


『…………及川さん』


「あ、及川さん」


「岩ちゃーん！！」


「えっ、ちょ、そのままにすんっー！！」



及川さんがこちらに向かって叫んでいた。その視線は彼女たちにあって及川、と書かれた名札をしている女子が岩泉さんの元へ走っていく。

取り残されたもう一人の女子…水瀬さんが自販機の上に置いてある飲み物を取ろうと背伸びをする。



「あ、と、取ろうか？」


「…ん」


そんな彼女に一目散に金田一が近付いて取ってあげた。ふーん。


「ありがと」


「い、いいいいえっ！！」


顔も上げずにお礼を言う彼女に顔を真っ赤にしている。やばくね？


「国見ちゃん、どーしたの？具合悪い？」


『あ、いえ。ただちょっと疲労しているだけです』


「えっ、大丈夫なの！？」


『金田一が現実を見たら治ります』


「ちょっと金田一！国見ちゃん死ぬって言ってるんだけど！？！？！！？」


『盛りすぎです』


ふと見た水瀬さんは及川(女)の方にもうダッシュしていた。


　

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