及川徹の妹は _ハイキュー_ (ページ32)

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_瞳の中ページ32

△sideA

いつの間にか輪の中にいれた。

自分が気づかない内に上級生と、他校の人と打ち明けることができた。

びっくりするくらい自然に。

「こら、二口！邪魔するな！！」

「いやいや～自主練すよ～～」

そんなことを思いながら目の前で繰り広げられている中学の先輩と他校の人がいる。

残り時間54分35秒で食堂が閉まることを伝えなければならないのに。

うん、時間は適当。

ただ、どうやって伝えよう。茂庭さんのいる高校のマネージャーは舞ちゃんなんだけど用事があるってどっか行っちゃったし。

「なになに～どうしたの～？あ、もしかして俺がかっこ良すぎて見とれてたとか？」

『あ、違います』

「まさかの即答。傷つく」

突然声をかけられて真顔で答えてしまった。

相手がデカイから上を向いたら後ろの方から影が差す。

『う、ひょー！！！！』

「なんて？？」

「アンドレラ先輩がいきなり表れるからびびってんじゃーん」

「やっちまった」

「花巻ー松川ーいじめんなよー」

「「おえーい」」

意味不明な返事をした二人。

花巻先輩と松川先輩だ。

え、え、なになになに。ちょ、でかっ、こわっ、岩ちゃん助けてっ、きゃーっ！！

「マネージャー会議あるらしいぜ～あと、食堂もう少しで閉まる」

『わ、っかりましたー！！行ってきまーす！！』

「はぁーい。茂庭さーん、鎌崎さーん、飯行きましょー」

「「おー」」

後ろで懐かしい声が響く。

　