及川徹の妹は _ハイキュー_ (ページ28)

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『げ』

「どーしたのー？」

嫌なものを見てしまった…と思いながら一歩後ろに下がった。

「やぁ牛若ちゃーん。よろしくーー」

及川兄はおもっきしひきつった笑顔で牛若に声をかけた。

牛島若利、な。と後ろから岩ちゃんが教えてくれた。多分、主将だからだろうな。

牛島…さん？の隣でクネクネしながら及川兄の頬をツンツンしている人がいる。セコムみたい。

「おいくそ川！さっさと行け！！」

「あーもー！てかなんでお前ら待ってんの！？」

「開いてないからな」

「開いてねぇの！？！！？」

どうやら会場が開いてないようだ。白鳥沢のマネージャーが取りには行っているらしいが全然帰ってこないって。

その間にも下の方に２台のバスが止まり黒のジャージと緑と白のジャージを着た人たちがぞろぞろ降りてきた。

色的に黒が烏野、もう片方が伊達だろうなー。と思って…

『A、』

「ん？あーっ、もに先輩！！」

『ゆるキャラ…』

伊達高の先頭に立ってこちらに歩いてくる人は中学の時の先輩だ。おおう、久しぶりに見たけどユルい。

そして可愛い。

えーーーー癒しーーーーーー。取り敢えず拝んでおこう。

きっと、向こうはこっちの事なんて覚えてないだろう。

うーん、笑った顔可愛いかよーーーーーーー。

「あっ、及川さん！！」

「来んな！！それ以上来たら蹴り落とすからな！！」

と、烏野の人らしき人が及川兄をキラキラとした目で見る。

あ、知ってる。カゲヤマトビオでしょ。Aの家に行ったとき岩ちゃんと及川兄がよく名前を出してた。

「ーーーひな」

　