及 川 徹 の 妹 は _ハイキュー_

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今回の合宿は天敵の白鳥沢学園と受験の時目にも止まらなかった烏野高校と一緒にやる。

場所は宮城の大きな市立体育館。冷暖房も完備されていて夏の合宿など他県とやる高校も少なくないとか。


今回の合宿は宮城の高校だから金曜の夜、バスに乗って移動そこで顔合わせのち練習試合をするらしい。

土曜も丸々使って試合。日曜は６時に解散するらしい。


「行くのやめようかな…」


『それな……』


「ちゃんと来てね！？」


過酷過ぎるスケジュールに私たちは行く気が失せてきた。だって面倒じゃん。

試合だけならマネージャーいらねぇだろ…

とひなと愚痴る。

わかりみ。

「うぉっほん、二人には今日と明日でマネージャーの仕事覚えてもらうからね。と言っても記録取ったりスポドリ作ったりとかだけど」


『……はい！』


「なに？」


『まず、バレーのルールが分かんない！！』


「えっ」


『えっ』



え、ひなも知らないでしょ？と目で訴えると知ってるに決まってんじゃん。と言ってきた。

えっ。


「…ひなちゃんは知ってるみたいだけど？」


『なんで！？』


「兄ちゃんがバレー部」


『そやった！！！』



そやった、お前の兄貴バレー部やねんな！！

全然会ってないからすっかり忘れてたけどバレー部にいたっけ。


『今どこにいるの？』


「白鳥沢の定時制に通ってる」


『…………そか』


「そや」


ひなは、これ以上は話さないからねと目で言ってきた。

とりあえずルール覚えなきゃなぁ…。



　

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