笑って ページ9
「ただいま〜」
玄関を開けると同時に言う。ずおも一緒にね。
……くつがバラバラになってる。
「しゅめ、」
「呼びましたか主」
長谷部を呼ぼうと思い「主命」と言おうとしたのにその前に来たよ。
流石起動お化けだね。
「ねぇ、なんでこんなに汚いの」
「実は、キツネが迷いこん、」
「キツネ!?」
「あっ、ちょっ、主!?」
俺は長谷部の声を無視して取り敢えず大広間に行く。
角を曲がった途端、めちゃくちゃ床が滑ることに気付き止まろうとしたが止まれなく目の前には……壁!?ぎゅっと目を閉じると同時にくる痛み。
「〜〜〜っっ!!!」
ゴンッと言った。言ったぞ。そう聞こえた。おでこを押さえながら床を叩いていると長谷部の声が聞こえた。
「主!?大丈夫ですか!?」
廊下ではなく外を歩いてくる長谷部。あれ、ずおは?
と周りを見ているとずおは「おー滑る〜」と言いながら遊んでいた。
待って待って、来ないでね。と思っていても何かいきなりこっちに来る。
「うおっ、とまれなっ!!」
「長谷部、鯰尾とめてえええ!!」
「鯰尾おおおお!!」
長谷部が鯰尾を掴むが止まれなくて二人ともこっちに流れてくる。
「「「ぎゃあああああああ!!」」」
もう、ダメだこりゃ。と思って目を瞑った瞬間フワッと浮遊感が俺に訪れた。
バキッという音に目を開けると一期が俺を横抱きしていてずおと長谷部が壁を破壊していた。
もー。
「大丈夫ですか?主殿」
「なんとか。ありがとう一期」
顔が近いから顔を見れず下を見ながら言う。あー、もー、絶対顔赤いよ。
「二人とも……手入れ部屋行こうか」
延びている二人にそう聞く。あれ、てかキツネって何処に…。
「雛さま」
「……キツネってお前か」
「あっ、おかえりなさい主さま!」
「「おかえりなさい!」」
「ただいま」
今剣いまつるちゃんがこんのすけを抱えながらこっちに来た。
わお、泥だらけ。
なんて自分の感想は置いといて、俺もくつ並べてない。てか、こんのすけがいるってことは何かあるのだろう。
「今剣ちゃん。そのキツネ頂戴。ねー、一期、なんでこんなに滑るの?」
長谷部が延びているため一期に聞く。今剣ちゃんは中々こんのすけを離さない。
こんのすけも縦や横に伸びてる。
「あぁ、それを今からお話します…ので……離して、くだ…」
「こんのすけ!?」
ぐったりしたこんのすけ。ごめん。本当ごめんね。
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凪沙(プロフ) - 湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!!さん» コメントありがとうございます(*´∀`)面白い作品を作るのですごーく気長にお待ちください(*≧∀≦*) (2018年1月21日 21時) (レス) id: f3ad1d08de (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!! - 迚面白いです!更新されるのを気長に待って居ります!ではまた!さようなら! (2018年1月5日 18時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - 宙蘭さん» おお!それはなんと、宣伝した甲斐があった((←わかりました!!両方とも応援してもらいながら更新頑張ります!!!← (2017年1月4日 7時) (レス) id: 6990a14325 (このIDを非表示/違反報告)
宙蘭(プロフ) - 可愛い子には飴と…から来ました!面白かったです!両方とも応援してます!更新頑張って下さい! (2017年1月3日 22時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛月 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月2日 16時