可愛いあの子は猫かぶり【ハイキュー】【刀剣乱舞】

ふざけんな ページ7

-姶良side-



「雛っ、帰ろう!!」

「うんっ」


放課後、私はダッシュで雛のクラスに向かうと雛は新敷と武内に話しかけられていた。

だから、丁度良かったみたいだ。けど

「あっ、草木さんも良かったらどこかいかない？」


ふっふっふっ、残念だったな。こんなこともあろうかと思い対策はしていた。

実際雛は嫌そうな顔をしてたし。


「ムリ！今からダブルデート!!だからね」

「「は！？」」

「ご、ごめんね二人とも！バイバイ!!」

二人は驚いた顔をしていた。ったく、雛もはっきり言えば良いのに。


....女子が騒がしくなった。てこたぁ、もう迎えに来てるね！


「はやーくー」

「ちょっ、待って」


靴を早くはけと叫びたい。だが、我慢してやったぞ。

「あれ、なんで？」

「おー、やっと来たか」


もみくちゃにされながら言う鶴丸。その隣には鯰尾。非番だったんだね！


「え、え？」

「ナンパされないようにね!!」


鶴丸は私の隣に鯰尾は雛の隣に行ってさらっと鞄を持った。

あ、鶴丸も持ってくれてるよ？


「ねぇ、異様な組合せ....ていうか組ませちゃダメな二人だよ....」


少し疲労が見える。さっきの事もあったからかな？ほんっと、モテるよね。


「なんとかなりますって！」

「....うん。うん。なるよね！」


面白いなぁ。この二人。もうすぐゲームセンターに着くんだけど鯰尾は行ったことないよね....。

なんか得意そう。

「っ、姶良！姶良！」

「はいはい、何？」


着いた途端に興奮する雛。目の前にはでっかいぬいぐるみ。因みに猫だよ。

流石大の猫好きだね。


「よっし！俺が取ります！」

「待ちぃや、私が手本見せてやろぉ」


鯰尾を止めて雛が言う。いつになく目がｷﾗｷﾗしている。

こんな雛滅多に見られないよ。

「雛、私コインの所にいるね」

「了解！」


変わらないなぁ....昔っから。

そんなことを思いながらコインコーナーの方に行く。


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