可愛いあの子は猫かぶり【ハイキュー】【刀剣乱舞】

うちの子可愛い() ページ26

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「改めまして、審神者の雛です。今日から新しく顕現した

亀甲貞宗

明石国行

長曽祢虎徹

小狐丸

巴形

太鼓鐘貞宗

毛利藤四郎

計７振り、ここに歓迎します。今日からよろしくね」


正装に着替えて一振一振に目を合わせていく。あ、もう選定は終わったんだ。


「さて、堅苦しい挨拶はなし！！今から騒ぐぞ！！呑むぞ！！楽しむぞ！！！！！」


ジュースの入ったコップを掲げながらそう叫べば古参どもはわぁーわぁー叫びだす。

(こうでなくっちゃっ)

騒げる時は騒いで嫌なことも忘れたい。楽しい時間で終わらせたい。

だから、


「今日は帰って」


「…また来ます」


襖の向こう側にいる計にそう言って帰らせる。こいついると周りの雰囲気がピリピリするかなぁ。

計が帰ったのをみんなの雰囲気で確認する。何となく何で来たのかは分かる。

そうまでして見習いを押し付けたいのか。

資料を見た感じイイコそうだったけど本性表すとやばそー。


「主、何を考えている？今は楽しむ時間じゃないのか」

「鶯丸。見習いのことでねー。ふふー、ひさしぶりに話した気がするー」


お茶を優雅に飲みながら話しかけてきた。目線の先は大包平だけど。


「あーるーじーっ！！」

「なーあーにー」


後ろから清光が勢いよく抱き付いてきた。もちろん受け止めますよ。うちの子かわいい。

だめだ、今日うちの子可愛いが炸裂する。


「改めてご挨拶させていただきます、小狐丸です。主様の元で仕えることを光栄に思います」

「よろしく。早速だけどその毛並み堪能していい！？」

「ええ、よろしいですよ」


キラッと目が光った小狐丸の視線の先は清光。そうか、敵視してんのね。

かわいい。

そしてふわふわもふもふ。なんて気持ちいいんだろう。


「主、この長谷部本日３度誉れを取りました」

「ねぇ長谷部、主こっち」

「失礼しました。さぁ、誉めてください！！」

「長谷部それ人体模型」


あいつ酒飲んでねぇくせに酔ってんじゃねぇーか。カクテルで酔ってるじゃねぇーか。


「主、主も一杯どうだい？」

「バーテンダごっこも程々にね」


光忠が格好つけながら近付いてきた。渡してきたカクテルは『君の瞳に乾杯☆』という何とも言えないものだった。

…これジュースじゃん。


ちゃんとそこはしてるんだなぁと思った。

貞ちゃんも一緒にやってるし流石だな。


「はんっ、お前の毛より俺の髪の方が主は好きだもんね！！」

「毛ではありません、髪の毛です」


……うちの子かわいい。


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