フラグ ページ18
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何時も、辛いとか助けてとか、言えない。言えやしないんだ。
適当に笑顔を振り撒いて妖艶に笑えば勝手にホレて勝手に着いてくる。
そんなやつらのことはどうでもいいけど、家族は、姶良はどうでもよくない。失いたくないんだ。
強く、ならなきゃ。
「あ、起きた？」
「ほり…かわ」
目を開けると堀川は私のすぐそばで報告書を書いていてくれた。
そっか、加州今から出陣だったっけ。
堀川は私の方を静かに向くと怒気を含んだ目を私に向ける。
静かーに、怒ってらっしゃる。
「あのね、主さん。主さんが人に頼ることは苦手なことや嫌いなこと、知ってるつもりなんだよね」
「だから、苦しそうにしてたり、泣きそうにしてたりしたら問答無用で助けるよ。でも」
「でもね、今回みたいに学校で倒れて泣きじゃくってる主さんを僕たちは助けることは出ないんだ」
「僕らも学校に行けるとしたら話は別だけど神さまな僕らはそんなのも出来ないんだ」
「僕らじゃ頼れないなら計さんや、夭葉さんに頼ってもいいんだよ。だからさ、もう２度とこんな風に僕らを困らせないで」
いつも以上に真剣な目をしながら訴える。
その目には怒気以外にも悲しみのようなものも混じっているように見えた。
「うん……ありがとう、堀川」
「あ、や…心配してるのは僕だけじゃないですからね…っ」
少し間を置いてから堀川は照れくさそうに笑いながら私の腕を引っ張った。
痛くはなかった。けれど、心臓がドキドキしてる。いや、なぜ私の目の前には堀川の胸板があるの？
ねぇなんで？！そんなフラグは要らない！
「本当に……心配かけないでくださいよっ…」
「なー、主ー！堀川見てねぇ…なにしてんだ？」
私たちは勢いよく離れた。兼さんと、堀川と私の間に微妙な空気が流れる。
私、なんかタラタラと変な汗が背中を伝っている気がする。それほど、息苦しい空気になったと言うことだ。
「や、何もしてないよ。どうしたの兼さん。まぁた服破れちゃったとか？」
「んなバカなことするわけねぇだろ……」
堀川は兼さんを連れて部屋から出ていった。ほんっとう焦った。
兼さんはああ言っていたけどそんなバカなことをつい先日してたんだよな。アホみたいに木から飛び降りて。
と、長谷部が報告にやって来た。
「主、第１部隊が帰還いたしました。怪我人はいません」
「あ、うん。報告ありがとう」
とりあえず…みんなに心配かけないようにしよう。
あと、体力つけようかな。
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凪沙(プロフ) - 湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！さん» コメントありがとうございます(*´∀｀)面白い作品を作るのですごーく気長にお待ちください(*≧∀≦*) (2018年1月21日 21時) (
レス) id: f3ad1d08de (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - 迚面白いです！更新されるのを気長に待って居ります！ではまた！さようなら！ (2018年1月5日 18時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - 宙蘭さん» おお！それはなんと、宣伝した甲斐があった((←わかりました!!両方とも応援してもらいながら更新頑張ります!!!← (2017年1月4日 7時) (レス) id: 6990a14325 (このIDを非表示/違反報告)
宙蘭(プロフ) - 可愛い子には飴と…から来ました！面白かったです！両方とも応援してます！更新頑張って下さい！ (2017年1月3日 22時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛月 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月2日 16時
