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吐きそう ページ15

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私は日直だったため、一人で黙々と日誌を書いていた。もう一人は忘れて帰ってしまった。

ふざけんなよ。


終わった時にはもう誰も居なくなっていた。姶良は先に行かせたから俺もさっさと行こうと立つと立ち眩みがし、激しい吐き気に襲われた。


「先輩っ!?」


机に手を置いて深呼吸しようとしたとき後ろのドアから一年の国見くんが現れた。


「雛っ!」

その後ろから姶良が現れこちらに来る。あ、二人とも汗だく。


「なんで……」


大きく息を吸い込んで気持ちを落ち着かせながら聞く。


姶良は今にでも泣きそう。あぁ、心配かけたな…。そんな事を思いながら近くにいた国見くんに寄りかかる。


「遅かったので…大丈夫ですか?」

「雛っ!雛!!」


「うるさいよ……大丈夫だから」


少し間が開いてしまったがなんとか答えられた。国見くんが支えてくれて立ち上がる。


「うえぇぇぇ……」

「先輩っ!?」

「雛っ!?」



しかし、どうしても吐き気が治らず声を出してしまう。これじゃあ本性出てしまう。


「もう、帰りますか?」

「大丈夫だよ。スポドリくらい作れ……あ、ムリ」



途端に目の前が真っ青に染まり私は意識を手離してしまった。


-国見side-



顔を真っ赤にして俺に寄りかかる先輩。草木先輩はわたわたしている。

「ど、どうしよ…」

「とりあえず保健室に行きましょう」


相笠先輩を抱え草木先輩を連れて保健室に向かう。なんだかどんどん冷たくなっているような感じがする。


「失礼します」


少し雑に扉を開け中に入る。先生は誰かと話しているようだったが草木先輩が口を開く。


「夭葉先生!雛が!」


「雛が!」の言葉に夭葉先生はばっと振り向いて俺に近付いてくる。

倒れたのね。と言って顔を見る。不安でいっぱいな顔だ。そんなに人望が厚いのか。


「とりあえず、ベットに寝かせて。家には私が連絡しとくわ」


一安心したように顔を緩め指示を出す先生。俺はそれに従う。草木先輩が夭葉先生に相笠先輩の事を聞いていた。

「過労と寝不足ね。彼女は溜めて溜めて爆発するタイプだからね……」



少し困ったように返事をする夭葉先生。溜めるって…何を?ストレス?そう言えば今日朝練に遅れてきてた……。


「大丈夫だから、二人とも戻りなさい」


促すように先生は言う。先輩は項垂れたように返事をする。あからさま。


「雛……」


とりあえず先輩に報告だ…。そう思っているといきなり草木先輩が泣き出した。

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凪沙(プロフ) - 湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!!さん» コメントありがとうございます(*´∀`)面白い作品を作るのですごーく気長にお待ちください(*≧∀≦*) (2018年1月21日 21時) (レス) id: f3ad1d08de (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!! - 迚面白いです!更新されるのを気長に待って居ります!ではまた!さようなら! (2018年1月5日 18時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - 宙蘭さん» おお!それはなんと、宣伝した甲斐があった((←わかりました!!両方とも応援してもらいながら更新頑張ります!!!← (2017年1月4日 7時) (レス) id: 6990a14325 (このIDを非表示/違反報告)
宙蘭(プロフ) - 可愛い子には飴と…から来ました!面白かったです!両方とも応援してます!更新頑張って下さい! (2017年1月3日 22時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛月 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月2日 16時

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