あいつら ページ13
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「「あざっしたっ!」」
やっと終わったぞい、朝練。あー、疲れたぞい。もう昨日の記憶ない。
「二人とも今日どうしたのー?悩みなら聞くよー?」
「あ、大丈夫です。遅れてすみませんでした」
「私も大丈夫です。遅れてすみませんでした」
俺と姶良は及川先輩に謝る。朝練とはいえ遅刻は遅刻。
「大丈夫だよ!次からは気を付けてね」
「「はい」」
体育館のカギをしめて教室に行く。まんばはお昼に持ってくるって言ったから。
ハッキリ言うが俺は武内と新敷は大っ嫌いだ。話したくないし、声も聞きたくないんだよ。
でもキャラ作ったからにはね。一年大丈夫だったし、大丈夫かな。
「あっ、おはよう雛。今日は髪下ろしてるんだね……似合ってるよ」
「ありがとう漆くん」
私が笑って言うと少し顔を赤める。これが、まじで面倒。
自慢じゃないけど私モテるんだよ。言っとくよ?猫被ってるからだよ。
「おー、席つけ〜」
よし、先生ナイスタイミング!!武内が話しかけてこようとしていたからな!
「姶良ちゃん!」
「はいよ!」
やっと、午前中の授業が終わった。しかも今日は後一時間だけ!
心のなかでよっしゃーっと叫ぶ。
「はよ、行こ」
「はいはい」
てかさ、てかさ、今ね物吉の笑顔で癒されたいのです。来てくれっ!
「来てたっ!」
「あっ、物吉くん久しぶり」
あ、もう幸運運んでくれたんだ。ときめいちゃったよ。←
「お久しぶりです!雛さま!お疲れさまです!」
「〜〜〜っ!!大好きですぅ!」
抱き締めるとか難易度高すぎるからその場にしゃがむ。
「雛だいたーん、」
「うっさい、」
絶対顔赤いな...てか熱い。手を顔に当てて冷ます。てか早くしなきゃ食べる時間ない。
「じゃあね」
「あ、雛さま」
まんばからお弁当とゴムをもらって戻ろうとしたら物吉に止められた。
「僕も大好きですよ」
耳元で囁いて行く物吉。また顔に熱が集まる。反則でしょ。
「雛〜?」
「やっばいよ」
あの笑顔とあの声はダメ。
「乙女の顔してる」
「…鶴にあんなことされたらどうなる」
「ホレる」←
分かる。そんなことを思いながら教室に行く。あー、アイツらに質問責めされそう。
「姶良助けてね」
ボソッと姶良以外には聞こえないように言う。姶良はどやっとした顔で答える。
「お任せあれ!」
……どうしましょう。心配しかないですわ。←
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凪沙(プロフ) - 湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!!さん» コメントありがとうございます(*´∀`)面白い作品を作るのですごーく気長にお待ちください(*≧∀≦*) (2018年1月21日 21時) (レス) id: f3ad1d08de (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!! - 迚面白いです!更新されるのを気長に待って居ります!ではまた!さようなら! (2018年1月5日 18時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
凪沙(プロフ) - 宙蘭さん» おお!それはなんと、宣伝した甲斐があった((←わかりました!!両方とも応援してもらいながら更新頑張ります!!!← (2017年1月4日 7時) (レス) id: 6990a14325 (このIDを非表示/違反報告)
宙蘭(プロフ) - 可愛い子には飴と…から来ました!面白かったです!両方とも応援してます!更新頑張って下さい! (2017年1月3日 22時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛月 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月2日 16時