任務 ut ページ42
トン「あ、大先生やっと見つけた…ってまた煙草吸ってんのか。最近吸いすぎちゃう？」
鬱「ええやん。煙草くらい俺の好きにさしてや。」
喫煙所は俺の部屋と言っても過言ではない。
そんなマイルームに、書記長が入って来た。トントンは俺の後ろでガサガサ物を漁っている。
トントンは長い溜め息をつくと、何かを見つけたらしく、俺の隣に並んだ。
トン「新しい任務の資料。今回は大先生だけで行って欲しいってさ。」
手渡された資料に軽く目を通すと、物騒な文字ばかりが並んでいた。
トン「お前、師匠さんとは会ったんか？」
鬱「…いや。もう多分、会えんよ。」
あの時のことは今でも後悔してる。
けれど、彼女が幸せならという気持ちが勝る。
今どんなことしてるのかな？とかはやはり気になってしまうが。
トン「ふぅん……じゃあ、その資料全部じっっっくり目を通しといてな。」
鬱「はぁい。」
トントンは喫煙所のドアを閉め、いかにも書類が大量に入ってそうな紙袋を持ち出して行った。
寝癖がつき隈ができていたので、いつも通り書類を出さないメンバーに催促に行ったのだろう。
さてさて、資料を見てみるか。
［連続殺人鬼、通称タナトスの討伐］
・約10年ほど前、一時期は200人殺したと言われる殺人鬼(殺し屋の可能性有り)だったが、急に姿を晦まし、今になって再び姿を現した。
・ターゲットは幅広いが、人目につかない場所で音一つなく殺される。
・黒いマントを深く被っており、性別、年齢ともに不明。
・身体的情報は一切無し。
・________________________
鬱「うわっ、資料8ページもあるやん。」
ホッチキスで律儀に留められたそれをやる気力も無く、ただただぼーっと見ていると、少し気になることが書かれていた。
鬱「これって…」
__________________________________________
更新が少し遅くなってしまいすみません。
新しい小説作りました。並行で書いていきたいと思います。knさんで現パロです。
秘密の引き出し【kn】
それと順位更新ありがとうございます！
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掛け軸(プロフ) - 嶺緒さん» 気づくのが遅くなってしまいすみません。面白いと言って貰えると、こちらとしても嬉しい限りです。コメントありがとうございました！ (2019年1月6日 14時) (
レス) id: c19dec969c (このIDを非表示/違反報告)
嶺緒(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白い作品でした…！！次回も楽しみにしています！ (2019年1月5日 17時) (レス) id: 27af552c6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：掛け軸 | 作成日時：2018年11月10日 18時
