ファンレター Ren.N

好き N ページ19

ドラマが決まったことがやっと言えるようになったら、一番最初にAちゃんに言おうと思ってた。

メンバー以外で最初に言いたい人は、Aちゃんしかおらんかった。

きっと、Aちゃんのことが好きやからなんやろうな…

ちょっとでも、喜んでくれる顔が見たいから、最初に言いたくなるんやろうな。


「私もね、のんちゃんに話したいことがあるんだ。」

望「なーに？なんでも言ってや。」

「…実はね、今日、廉くんに会ったの… // 」

望「そーなんや。」


やっぱり、廉のことか。

Aちゃん、廉のこと大好きやもんな。


「この前話したバイト先によく来てくれる廉くん似のイケメン君が廉くん本人だったの！！」

望「えっ！？そうなん！！」

「そうなの。しかめ話せたの。ファンレターも読んでくれてて、すっごい嬉しかった。」

望「よかったな！」

「うんっ！！」


キラッキラな笑顔で幸せそうに話す、Aちゃん。

ほんまに廉には敵わへんって思い知らされる。

俺は、こんな笑顔にさせてあげられへんもん。

それに、俺はこの笑顔を守りたいんや。


望「ほんまに廉のこと大好きやな〜。」

「大好きだよ… // 」

望「バイト先に来てくれてるなら、チャンスやん！頑張れよ？」

「ありがと、のんちゃん！」


やっぱり好きな子には幸せになってほしいからな。


のぞ兄、一肌脱ぐしかあらへんな！笑

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