レンタル彼女 2 Ren.N

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廉さんの信じられない言葉に耳を疑った。


結婚式に来てくれただけでもびっくりなのに、まさか廉さんも私と同じ気持ちだなんて。




廉「結婚式当日に変なこと言ってごめんな。じゃあ、帰るわ。」


「待ってっ！」




急いでドアを開けて廉さんの手首を掴んだ。




「行かないで。」


廉「A。…綺麗やな。」


「ありがとう。」




他の誰でもない廉さんの綺麗だなって言葉が一番嬉しい。


やっぱり私には廉さんしかいない。


廉さんがいい。




「実は、結婚なしになったの。」


廉「嘘やろ？」


「ほんと。だから私は結婚しないよ。だから…っ、」


廉「待って。その続きは俺に言わせて。」


「分かった。」


廉「俺のそばにいてくれませんか？」


「っ……はい。」




涙をこらえながら、なんとか返事をした。


こんな日が来るなんて夢にも思ってなかった。




パチパチパチパチ



社長と流星さん勇太、3人が一斉に部屋に入ってきた。



社「おめでとう。」


流「よかったな、A。廉。」


勇「お前ら本当どれだけ手間掛けさせるんだよ。」


「えっ、どういうこと？」




いきなりの祝福ムードに困惑してしまう。

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