あの日俺達がみた影は時間遡行軍最強のツンデレ剣姫だった。参 (ページ7)

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隠す。主side ページ7

刀剣男士達と大祝Aがどんどん打ち解けあっていく中、

審神者は

一人、悩みを抱えていた。

大祝Aは、なんといおう、あの時間遡行軍の姫だ。

よく考えたら、

自分たちの本丸にいるのは、世の中的に、政治的には行けないことではないかと。

いくら刀剣男士達とAが仲良くなったとはいえ、政府に許されることは無いだろう。

自分が政府のものだから言えるのだろうか。

わいわいと騒ぐ刀剣男士達の声を聴きながらうーんと頭をひねっていた。

しかし、

Aを追い出すようにもそうはいかない。

あれほど刀剣男士達が懐いてしまった上に、時間遡行軍からは

狙われているのだ。

いつ襲撃が来るかもわからない。

政府にいえば、きっとAは特別な機関の収容所に送られるはずだ。

刀剣男士達は嘆き悲しみ、Aは再び信頼を無くすだろう。

どうすればいい。

隠し通すしかないのか。

すると、部屋の向こうから声が聞こえてきた。

『やっ、やっぱりやめた方が良いのではないだろうか、燭台切。』

燭台切「ほーら、きっと主君も喜んでくれるからさ、入りなよ。」

『あ、あぁ。』

こんこんとノックされ、襖を開けるとAが和菓子とお茶を持っていた。

主「君か。」

『あ、あぁ。仕事が大変と聞いてな、少し楽になるのではないかと燭台切と買ってきたのだ。

め、迷惑だろうか。』

こてんと首を傾け困った顔をする、Aをみて

あぁ、この子は、ここにいるべき子だとわかった。

暫く

大変になるかもしれないね。

主「ありがとう。頂くよ、A。」

『っ…そうか、良かった。』