接吻の深み。 ページ46
三日月と触れ合うところが熱い。
こんなにもあなたが愛しくて触れて欲しいと思う。
これが恋というものなのか。
『なぁ………三日月……』
三日月「ん？」
『こんな感情も……なかなか悪くないな。
私も好きだ。三日月。』
三日月「……っ
A……お主は本当に可愛いのお。」
『なっ……可愛くなどない！？
て、いうか私がせっかく想いを伝えたというのになんだその態度は………んっーー』
急に恥ずかしくなり早口で話すAをグッと引き寄せ素早くその唇を奪う。
『………んんっ』
三日月「……少し黙っておれ。」
そうしているとAはだんだんととろんとした顔をし始め梅のように真っ赤に頬を染めた。
『………ぷはっ
せ、接吻……とはこんなに恥ずかしいものなのか……』
三日月「……お子様のAには、ちと早すぎたかのう……」
『おっお子様ではない！？』
三日月は拗ねてそっぽをむくAの頭を撫でてその体をきつく抱きしめた。
三日月「本当に……無事でよかった。俺のA。もう離れるでないぞ。いや、離さない。」
『……な、何回も言ってる……私はこれからはまたみんなと一緒だ。離れたりしない。
でも、出来れば離さないでくれると助かる。』
三日月「……当たり前であろう。」
『……そうだったな。』
もうそろそろ夜が開けようととしている。
本丸の中は静かで梅の花の香りが漂っている。
愛し合うふたりは
そしてまたキスをして愛を確かめあった。
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作者名：ゆきじるし。 | 作者ホームページ：http://uranai.co.jp
作成日時：2018年10月1日 6時
