あの日俺達がみた影は時間遡行軍最強のツンデレ剣姫だった。参 (ページ4)

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宴の夜。ページ4

その日の夜本丸では、

Aが時間遡行軍から戻ってきたということでそれを祝す宴が行われた。

皆が酒和を飲み比べ

豪華な食事を食べた。

燭台切「Aちゃんが帰ってきたことを祝おう。乾杯ー」

「「乾杯〜」」

カランカランと盃同士がぶつかる。

満月の少し涼しい夜に

色鮮やかな光に照らされる本丸の中での宴は

とても風流を感じ

その様子を離れた縁側の位置からAはぼっーと見つめていた。

三日月「A。楽しんでいるか？」

いつの間にか横には三日月が座っていて、にこやかに微笑んでいた。

『…そうなのだろう、か。

私はまだこの感情を楽しいと断定は出来ないんだ。ごめんなさい。』

皆と同じ感情を分かち合いたい。

でも分からない。

三日月「まぁ、そう焦らなくても大丈夫であろう。

心配しなくても大丈夫。もう絶対に離さない。

もし捕まったとしても

絶対に我らが助けるぞ。」

そう言うと三日月はAの頭をぽんぽんと撫でた。

月光が三日月の瞳に反射してきらきらと輝く。

青い光に照らされる三日月はとても、とても美しかった。

『あり、がとう。』

見様見真似で三日月が笑うように自分も笑ってみる。

すると、三日月は頬を染め、Aの細い腰を自分に引き寄せた。

『きゃ…三日月？』