あの日俺達がみた影は時間遡行軍最強のツンデレ剣姫だった。参 (ページ25)

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美味な料理。ページ25

皆で食事している

Aの元に向かったのは三日月や鶴丸達であった。

三日月「私服……尊いのぉ……」

鶴丸「お前可愛いな。いつもかたっ苦しい衣装きてるから少し男前だなとか思ってたが

私服きたら女だ。」

『……ありがとう？』

喜んでいいのだろうか、と首を傾げる。

髭切「これだからみんなに見せてく無かったんだけどなぁ。」

燭台切「逆に一番君に見せられないよ…」

後ろの方でボソリとつぶやく二人組。

何を話しているのだろうと思いながらも目の前の料理を口にする。

こうして大勢と食事をするのももう今では当たり前になっている。

向こうの本丸では食事も何時も一人で行っていたし、

人間のようなものは食べてこなかった。

肉の塊、野菜の塊。

調理方法なんて無かったから、人間の料理はとても特別なものだった。

とても美味である。

燭台切の持ってきたデザートという名の甘い菓子を頬張る。

『おいひい…』

燭台切「良かったよ。口にあって。」

『燭台切…また今度、料理を教えて欲しいのだ。』

燭台切「僕でよければ、お姫様。お教え致しましょう。」

『ありがとう助かるぞ燭台切。』

ニッコリと微笑むと燭台切は頬を赤くして口元を手で隠した。

燭台切「ほんと最近、一気に女の子らしくなってきて可愛いよ、Aちゃん。」

『そ、そうか。ありがとう。』

女の子らしい、とはなんなのだろうか。